第二部|再生編
『感受性の高い人の仕事の見え方』シリーズの第二部 第7回
なぜ“いい人”ほど仕事を抱え込んでしまうのか。その背景には組織の構造的な問題があります。
この「感受性の高い人の仕事の見え方」シリーズでは、
職場の中で、人の感情や空気の変化に気づきやすく、
気づかないうちに多くを引き受けてしまう人の体験を扱っています。
一般的には HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれることもありますが、
本シリーズでは、性質を分類することよりも、
「なぜ、優しい人ほど職場で静かに消耗していくのか」
という構造そのものを見つめていきます。
第一部では、組織の力学や役割が生まれる仕組みを。
第二部では、自分を守りながら働き直していくプロセスを描きます。
読み進める中で、
「我慢するしかなかった自分」から、
「選び直せる自分」へ。
その変化の道筋を、静かに辿っていくための記録です。
どこから読んでも大丈夫ですが、最初から読むと流れがわかります。

はじめに|なぜ、何も言えなくなっていたのか
今振り返ると、あの頃の私は、
いつも疲れていました。
でも「自分の意思で頑張っていた」のではありませんでした。
正確には、
頑張らざるを得ない状態に置かれていたのだと思います。
忙しさと責任の中で、
「おかしい」と感じる余裕すら失っていました。
私は――
壊れかける構造の中で、
一人で踏ん張らされていただけでした。

ここから先は、
「なぜ優しい人に業務が集まり続けるのか」という構造を、
もう一段深いレイヤーで解き明かしていきます。
それは単なる“性格の問題”ではなく、
組織の中で自然に発生する役割と心理の連鎖でした。
・なぜ正式な権限がない人に責任が集中するのか
・なぜ本人も「おかしい」と気づけなくなるのか
・そして、その状態から抜け出せなくなる理由
少し踏み込んだ実体験とともに書いているため、
ここから先は有料記事とさせていただきます。
同じ構造の中で苦しんでいる方にとって、
「自分のせいではなかった」と視点が変わる内容になっています。
🌿あわせて読みたい
自分を守る「境界線」の作り方
優しい人が攻撃されやすい理由の一つは、
境界線(バウンダリー)が曖昧になりやすいことです。
ただ、多くの人は
「境界線=冷たい対応」
だと誤解しています。
実際には、境界線とは
相手を拒絶することではなく
自分のエネルギーを守るための線です。
その考え方を解説した記事はこちらです。
▶ 「境界線」を疑わずに引く方法|優しい人が疲れない人間関係の作り方
優しいままで、
人間関係に飲み込まれないためのヒントをまとめています。
▶ 優しい人ほど攻撃される理由|共感力が高い人が標的になりやすい心理
「なぜ自分ばかり攻撃されるのだろう」
と感じることがあるなら、
その背景には心理的な構造があるかもしれません。
▶【「感受性の高い人の仕事の見え方」シリーズ 全話一覧はこちら】
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※この記事は、当時出来事の渦中で書いたものです。
今振り返ると、個人の問題ではなく、組織構造によって起きていた現象だったと理解しています。
※本記事の内容・概念の無断転載・再配布はご遠慮ください。



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