バリ島からジョグジャカルタへ―退職後の旅シリーズ

Culture OS Notes

第3話:ジャワ島へ

  • e-VOA
  • 連休の混雑
  • 歴史と初めてのジャワ
  • ジョグジャカルタ移動

サヌールから空港へ

5月15日。

これからホテルを出て、ジョグジャカルタへ向かう。

サヌールのホテルから、事前に手配していたドライバーさんにングラライ空港の国内線ターミナルまで送ってもらった。所要時間は約25分。

5月13日に日本から到着した時は、サヌールのホテルまで1時間10分ほどかかったので、少し不思議な気持ちになった。

「到着した日はなぜあんなに時間がかかったのだろう?」

その時はよく分からなかったが、後になって調べてみると、その日はインドネシアの大型連休の初日だったらしい。

日本のゴールデンウィークのような時期で、国内旅行客も多く、空港周辺はかなり混雑していたようだ。

知らず知らずのうちに、その洗礼を受けていたことになる。

e-VOAでスムーズだった入国

空港について、インドネシア到着前には、e-VOA(電子到着ビザ)をオンラインで申請し、事前決済を済ませていたことを思い出した。費用は1人5,000円ほどだった。

もっとも、私がe-VOAの必要性を知ったのは、成田空港でガルーダ・インドネシア航空のチェックインをしている時だった。

てっきり空港到着後に手続きすればいいと思っていたので、かなり焦った。

せっかく早めに空港へ着いていたのに、ゆっくり過ごす余裕はなく、スマートフォンで申請手続きを進め、支払いを済ませ、QRコードのスクリーンショットを保存するのに必死だった。

今思えば、機内に乗り込んだ後も離陸直前までスマートフォンを操作していた気がする。

無事に申請できたから良かったものの、出発前からなかなか慌ただしい旅のスタートだった。

e-VOAを取得し、さらに最新型のICパスポートを持っていると、バリ到着時にオートゲートを利用できる。

入国審査場では、有人カウンターの前に200人以上はいそうな長い列ができていた。

しかし、オートゲート利用者はその横を通って進むことができ、入国手続きは驚くほどスムーズで30秒ほどだった気がする。

事前にe-VOAを取得しておいて本当に良かったと思った。

ジョグジャカルタへ向かう

さて、今日は12時05分発のガルーダ・インドネシア航空でジョグジャカルタへ向かう。

ジョグジャカルタは、現地では「ジョグジャ」と略して呼ばれることも多いらしい。

ジャワ島中部に位置し、世界遺産ボロブドゥール遺跡を訪れる際の拠点となる都市だ。

今回の旅では、バリ島だけでなく、インドネシアの歴史や文化にも触れてみたいと思っていた。

その意味でも、ジョグジャカルタはずっと訪れてみたい場所の一つだった。

インドネシア独立の歴史とジョグジャカルタ

ジョグジャカルタは、インドネシア独立の歴史とも深く関わっている。

第二次世界大戦後、インドネシアは独立を宣言したが、旧宗主国オランダは再び支配を試みた。

独立戦争が続く中、インドネシア共和国は一時的に首都機能をジョグジャカルタへ移転し、この街は独立運動の重要な拠点となった。

これから向かう街の歴史を少し調べてみると、単なる観光地ではなく、国の運命を背負った場所でもあったことがわかる。

およそ1時間後にはジャワ島

およそ1時間後にはジャワ島。

数日前まで会社員だった私が、今はインドネシアの空を飛ぼうとしている。

どんな景色が待っているのだろう。

退職後最初の旅は、まだ始まったばかりだ。


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