【社会・家族編①】高齢ドライバーと家族の不安|父の出来事から考えた安全と支援の問題

静かな気づきノート

― 父の出来事から考えた「安全」と「支援」―

※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。家族の実体験をもとに、正直に紹介しています。

高齢者ドライバーの問題を、どこか他人事だと思っていた私。
そんな私が、ある日、父に「置き去り」にされる体験をしました。

今日はその出来事を通して感じたこと、考えたことをお伝えします。

高齢の親と離れて暮らすあなたへ

こんな不安はありませんか?

・70歳を超えた親がいる
・近くに頼れる人が少ない
・車がないと生活できない地域に住んでいる
・運転は大丈夫なのか、正直心配
・免許更新の基準がよく分からない

ひとつでも当てはまった方は、ぜひ読んでみてください。

74歳、もうすぐ「高齢ドライバー」になる父

3連休、久しぶりに実家へ帰省していたときのことです。

温泉地に近い実家では、帰省すると必ず温泉に行くのが恒例。
この日も、車で温泉施設へ向かいました。

帰りにスーパーに寄って、3人で買い物を済ませ、駐車場へ。

私が後部座席に乗り込もうとしたとき、スマホを落としてしまいました。

拾って顔を上げた瞬間――

車が、発進していました。

まさかの「娘置き去り事件」

「え……?」

後部座席のドアは、発進の衝撃で閉まり、車はそのまま走り去っていきました。

私は、ひとり駐車場に取り残されました。

父の車は、スピードを緩めることなく道路へ。

まったく、私がいないことに気づいていない様子でした。

慌てて両親に電話とLINEをかけましたが、反応なし。

仕方なく歩いて帰ることにしました。

心配だったのは、

・ドアはちゃんと閉まっているのか
・途中で気づいて戻ってこないか
・すれ違ってしまわないか

ということ。

不安なまま帰宅すると――

父は、上機嫌で車を洗っていました。

……はい。
2人とも、私を乗せ忘れたことに気づいていなかったのです。

他人事ではなかった「高齢の親の運転」

あとで聞くと、

父:「なんか静かだとは思った」
母:「透明人間みたいだったね」

……いや、そりゃそうです。

母は、「梅を見に行ったんじゃない?」と本気で思っていたそうです。

そのとき、私は思いました。

「ああ、これが“親が年を重ねる”ということなんだ」

と。

なぜ起きたのか?冷静に考えてみた

今回の出来事には、いくつかの要因が重なっていました。

もともとせっかちな性格

確認を省いて発進してしまった。

難聴の影響

後部座席の音がほとんど聞こえず、乗車に気づけなかった。

視野の低下

眼鏡の影響もあり、後方確認が不十分だった可能性。

判断力・注意力の低下

必要な確認を「思いつかなくなる」変化。

父は後日、

「自分が怖い」

と言っていました。

できていたことが、静かにできなくなっていく。
その恐ろしさを、本人も実感したのだと思います。

補足:補聴器が高額で悩んだときに試したもの

実は、父は一度、耳かけ型の補聴器を試したことがあります。
しかし、片耳で20万円以上と非常に高額で、継続利用には至りませんでした。

そこで、別の選択肢として試してみたのが、AppleのAirPods Pro 2でした。

数か月前に購入し、現在も使用しています。

父の感覚では、

「つけると、だいたい75%くらいは聞こえる感じがする」

とのことです。

AirPods Pro 2には、iPhoneと連携して聴覚の状態を測定し、聞こえを補助する機能があります。
中等度までの難聴であれば、日常会話のサポートとして役立つ場合があると知り、試してみることにしました。

もちろん、医療用の補聴器の代わりになるわけではありません。
騒がしい場所や後方の音は聞こえにくいなど、限界もあります。

それでも、

「まったく聞こえないよりは、かなり楽になった」

と父は話しています。

高額な補聴器にすぐ踏み切れない場合、ひとつの選択肢として検討してみてもよいかもしれません。

※使用感には個人差があります。医師や専門家への相談もあわせておすすめします。

今はAirPods Pro3が発売されています。

AirPods Proのヒアリングサポート機能を使う際の注意点

AirPods Proのヒアリングサポート機能を使う際の注意点(複数人で使う場合)


AirPods Proのヒアリングサポート機能は、
「一つのAirPodsを、家族で順番に使えばいい」
という使い方には、あまり向いていません。

ヒアリングサポート機能を使いたい人が複数いる場合、
それぞれに自分専用のiPhoneが必要になります。

なぜ一人一台のiPhoneが必要なのか

この機能では、使用する人それぞれの聴力を測定し、
その結果をもとに、聞こえ方の設定を行います。

この設定はAirPods本体に保存されますが、
管理・調整は「その人専用のiPhone」を前提としています。

視力に合わせて眼鏡を作るのと同じで、
別の人が使うと設定が合わなくなってしまいます。

設定用のiPhoneは中古でも問題ありません

設定や調整に使うiPhoneは、
必ずしも最新機種である必要はありません。

iOS 18に対応している機種
(例:iPhone SE 第2世代以降)であれば、
設定用の端末として十分に使えます。

「普段使いのスマホとは別に、設定用として1台用意する」
という選択肢も現実的です。

一度設定すれば、日常ではほぼ操作不要

最初にiPhoneで設定を済ませてしまえば、
その後は AirPodsを装着するだけで機能します。

常にiPhoneを操作する必要はなく、
必要なときだけ、音量や聞こえ方を微調整する
「リモコン」のような使い方になります。

高齢者の免許更新について調べてみた

気になって調べたところ、JAFのサイトがとても分かりやすかったです。

70歳以上:高齢者講習
75歳以上:認知機能検査+講習

一定の違反歴がある場合は、さらに検査もあります。

制度はまだ完璧とは言えませんが、最低限のチェック機能があることに、少し安心しました。

JAF エイジド・ドライバー総合応援サイト

まとめ:できなくなっていく親と、どう向き合うか

私は、父の難聴に気づいたとき、すぐに補聴器や機器を検討しました。

でも両親は、

「どうしたらいいか分からなかった」

と言っていました。

高齢者同士では、解決策にたどり着けないことも多いのです。

だからこそ、子どもが関わる意味がある。

今、父には安全支援機能付きの車に乗ってもらっています。

将来的には、自動運転がもっと普及してほしいと心から思います。

親の老いを見るのは、正直つらいです。

でも私は、できなくなっていく姿を、できるだけ近くで見ていきたい。

それが、娘としてできることだと思っています。

遠く離れて暮らしている方も、

「もっと連絡しておけばよかった」

と後悔しないように。

今日、一本電話をかけてみてください。

それだけでも、きっと違います。

※本記事の内容・概念の無断転載・再配布はご遠慮ください。
引用の際は、出典リンクの明記をお願いいたします。

この記事が、お役に立っておりましたら、
任意で応援いただけると励みになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました